2014年3月アーカイブ

まもなく甑倒し

酒豪こまちです。

 

やっと春っぽい天気になってきました。

日ごとに雪解けが進んでます。

これで、また雪降ってきたら怒りますけどね。

P1050465.JPG

 

いよいよ、仕込みも終盤となり、最後の醪(もろみ)の留仕込みが明後日。

それで今季の蒸米(ふかし)の作業は終わりです。

それを「甑倒し(こしきだおし)と言います。

P1050464.JPG

蒸米(ふかし)をしていた甑(こしき)を大釜から外し、

それを横に倒して洗うことから、そう呼ばれるようになりました。

蒸米(ふかし)の無事終了を酒の神様に感謝して、蔵人で宴をします。

 

 

と言われると、私の出番ですね。えぇ。

明日、「甑倒しの宴」開催するであります!!

ちょっとフライング気味ではありますが...。

年度末なんで皆さん色々忙しいもんでね。

明日しか空いてなかった~。笑

 

明日はめっちゃ飲むであります!!(宣言)

 

 

 

 

 

 

分析の達人。

酒豪こまちです。

 

 

お陰様で1月中旬に発売した季節商品、

「福小町 純米吟醸 無圧汲み出し」は

蔵元完売いたしました。御礼申し上げます。

P1050291.JPG

今年は、昨年よりも少し多めに瓶詰めしたので、

3月末くらいまで在庫もつかな~?と思いましたが、

2か月持ちませんでしたね...。

それだけ人気の商品なんですねぇ。

本当にありがたいことです。

飲みそびれた方、無いと言われると欲しくなる方、

お近くの酒屋さんに在庫があれば買えるかもしれませんよ♪

 

さて、日本酒には味の目安となるものとして、

日本酒度・酸度・アミノ酸度・アルコール度数というのがあります。

わが蔵には「試験室」という部屋がありまして、

そこで数値を分析しています。

P1050423.JPG

何やら理科室に置いてあるようなものが...。

恐らく、同業者の方が見たらビックリするかもしれません。

「まだこんなの使ってるの?」って...笑

うちではね、現役バリバリなんですよ!そーなんですよ!!

P1050419.JPG

 

P1050421.JPG

こ、これは・・・年期入ってるなぁ。

この蔵に入ってから、

結構なカルチャーショックに出くわすのですが、

これもベスト10入りですね。

これブリキですよね?普段見ないでしょ、ブリキ...て。

 

分析の達人S子さんに「これなに?」と聞いたら、

ものすごーく丁寧に説明してくれたのですが、

むずかしくて、途中眠くなりました。笑

P1050422.JPG

簡単に言いますとね、お酒をフラスコに入れて、熱しましてアルコールを気化させます。

途中、周囲を水で冷やされたグルグルの管を通って、アルコールが液化します。

そんなこんなでアルコール度数を分析できるというわけです。

ね?...眠くなったでしょ?

 

他にも日本酒度や酸度を調べるものがあります。

わぁああ、理科の実験にしか見えない~♪(^_^;)

P1050420.JPG

日本酒度は、甘い・辛いの味わいの目安として使われています。

日本酒度がプラスであれば辛口。マイナスであれば甘口...といった感じです。

しかしながら、日本酒度と酸度は依存していて、

日本酒度が同じでも酸度が異なると、味わいはかなり違って感じます。

日本酒度が+3であっても、酸度が1.2だと「やや甘口」に感じ、

酸度が2.0だと「辛口」に感じるとゆー。

...要するに、日本酒度や酸度はひとつの目安ですので、

味を決めつけるものではありません。

どんな数値だろうが、人が何と言おうが、

自分が美味いと感じたら、それで良いじゃありませんか♪

 

でもこの「分析」という作業は、

お酒を製品にするうえで、とっても大事なお仕事です。

造りの期間中は、休みなく分析の作業があります。

今季の造りも残りわずか!!達人がんばれー!!

 

 


仕込み、終盤戦!!

酒豪こまちです。

 

いやいやいやいや...

どーもどーも。お久しぶりでーす!(軽)

 

3月に入りまして、春っぽい陽気でいいな~と思いきや、

猛吹雪で冬に逆戻りしてみたりと、不安定なお天気が続いてます。

P1050402.JPG

P1050403.JPG

 

でもまだまだ気温は低いです。

蔵も氷点下keepしとりますので、お酒には良い環境です。

但し、蔵見学に来られる際は、厚着をされたほうが良いですよ。

建物の中だから...といって、薄着で来るとドエライ目に遭います。

先日もスーツ姿でお買い物に来たお客様が凍えておりました。

「ささささ、寒いですね」と言いながらお買物をして、

外に出て「外の方があったかいじゃん!!」と驚いておりましたよ。笑

 

さて、仕込みのほうは、神経戦の大吟醸クラスは落ち着いて、

残すところは、大きいタンクで仕込むもののみとなりました。

P1050411.JPG

 

P1050405.JPG

来週末には、最後の米の蒸しを終えます。

それから後片付けをして、

3月末で蔵人さんは蔵を去り、

農家へと戻るのです。

P1050414.JPG

こんな話をすると、「あぁ、もう春なんだな...」と思いますね。

3月は卒業式や送別会などで「お別れ」「旅立ち」の季節ですね。

お世話になった方へのご贈答用などに「福小町」はいかがですか?

相手の方に「福がありますように...」と気持ちを込めて♪

きっと喜ばれると思いますよ♪

P1050426.JPG

 

カテゴリ

  • カテゴリを追加

月別 アーカイブ

最近のコメント

木村酒造