床もみ(とこもみ)

酒豪こまちです。


もう月末かー。
ブログ更新しなくとも、仕込みは毎日続いております。
お陰様でネタが溜まってしまって、大変・・・。笑

そんなわけで、先週の話ですが、1号仕込みの床もみ(とこもみ)がありました。
前回のブログの続きなのですけどね・・・。

P1030733.JPG
洗米から、蒸しがありまして~~、
その蒸米を放冷して、麹菌をフリフリした後の
「床もみ」でございます。


麹室(こうじむろ)での作業です。
麹室とは、麹を寝かせて、麹菌を繁殖させる保温室です。
換気と保温の設備があるお部屋です。
麹室はだいたい35度前後に保たれております。
なので、冬でも暑い!
P1030739.JPG
あっちぃー!!


よくテレビなんかで、蔵人がになって、
麹をモミモミしてる風景ありますよね?・・・それです。
P1030735.JPG

恥ずかしがり屋の蔵人は、私が行くと上着を着ます。
別にいいのに・・・(笑)

いつものように、
じーーーーーーーーーーっと見ておりましたら、
「やってみたいか?」と言われました。



・・・・・・・・・・・・。


「えっっ!いいんすかーーーっ!?」

嬉しい、嬉しすぎるーーーーーーー!
酒豪こまち、床もみデビュー!

・・・私が羨ましそうに見てたからでしょうね。笑
蔵人さん・・・なんて優しいのだっ!


・・・とはいえ、
一麹(いちこうじ)、二酛(にもと)、三造り(さんつくり)と言われる酒造り。
良い麹ができれば、酒はほぼ出来たも同然というくらい、
酒造りの根本として重要視されてます。

あとで手直しお願いしますね。・・・という事で、
やってみる事にしました!ドキドキ

種麹が蒸米に均一に付着するように、よく揉む。
この作業を「床もみ」といいます。
P1030737.JPG


P1030735.JPG
このてんこ盛りに手を突っ込みまして、
揉みほぐすのですが・・・指が刺さっていかん!!
結構な力がいります。
指手だけに力を入れてもダメなので、
ちょいと腰に力を入れまして、
てんこ盛りから少しずつ割りほぐして
さらに、手のひら(親指の肉球部分・・・なんて言うのココ!)で揉みほぐす。
P1030738.JPG

それが全部できたら、またかき集めて、てんこ盛りにして、
包んで寝かせます。
P1030736.JPG
↑私の成果。

この麹は、1番しぼりの「福小町しぼりたて生原酒」になります。
あぁ~、ワクワクしちゃいますね~。

床もみした後の、手は白くツルツルになりました~。
・・・って喜んでたら、「麹菌が手の水分食ってるんだよ」と...。
「ずっとやってればガサガサになるから」と蔵人に笑われました。

ひぇええええええ~!









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